
株式会社カオナビ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:佐藤 寛之、以下、当社)は、2026年5月21日(木)、ワークショップ型セミナー「サイバーエージェント曽山塾!~離職率を下げ、企業成長を生むエンゲージメントの極意~」を福岡で開催しました。
ユーザー向けイベント以外では初の地方開催となる今回、会場には、経営者・人事担当者・労務担当者・業務提携パートナーなど約40名が集結。サイバーエージェント常務執行役員CHO・曽山哲人氏を招き、2時間にわたってエンゲージメントの本質と明日から使える実践論を展開しました。
参加者から寄せられた声(一例)
- 実践できる内容だったのでとても良かったと思います。
- 考え方・ノウハウについての学びや気付きが多かったです。
- エンゲージを高める施策で、逆にエンゲージを下げてしまうケースがあるという言葉がすごく印象的でした。
- 異業種間交流がリアルでできる場として、大変貴重でした。
都市部だけではない人事の悩み
「離職防止」「エンゲージメント向上」は、東京に限らず全国の経営者・人事担当者の共通テーマで、地方企業にとっても切実な課題です。この課題解決に、一人ひとりの力を正しく理解して活かすタレントマネジメントが有用ですが、「何から始めたら良いのか分からない」と、はじめの一歩に悩む企業が多いのもまた事実です。
カオナビは、これまで4,500社を超える導入企業から、あらゆる人事課題に対するタレントマネジメント策に触れてきました。こうして蓄積してきたノウハウを、都市部だけでなく全国に届けるため、地方のパートナー企業とも手を携え今回のセミナーを開催しました。
会場の空気を変えた開幕の一言
曽山氏は冒頭、サイバーエージェントの組織の現状に触れながら、次のように語りました。「サイバーエージェントもかつては、退職率の高さや社員同士の関係性など、多くの課題を抱えていました。一つひとつ改善を積み重ねた結果、今があります。だからこそ言えます。組織風土は、絶対に変えることができる」。場の温度がぐっと上がり、「自分たちの会社も変われるかもしれない」という感触が、参加者に広がります。
「業績から逆算する」——人事戦略の出発点
今回のセミナーは、各テーブルでのディスカッションを交えながら進む形式です。最初のテーマは「良い人事戦略とは何か」。これを見つけるため、それぞれが3年後の目標を決め、理想と現実のギャップを洗い出し、そこから“絶対に外せない課題”を1〜3個に絞り込みました。
曽山氏は「課題をたくさん並べて全部やろうとする会社ほど、全部が薄くなる。絞ることが怖いのはわかる。でも絞らない限り、戦略は動かない」と、優先度をしっかり見極め行動することの大切さを訴えます。
エンゲージメントの「正体」
曽山氏が定義するエンゲージメントは、「信頼と貢献の連鎖」。「ビジョンに共感していること、組織の成功が自分ごとであること、そして感情的なつながりがあること。この3つが揃ったとき、人は本当に動きはじめる」と伝えます。
また、エンゲージメントの向上に対する取り組みは、「離職を防ぐ(マイナスを減らす)」と「やる気を上げる(プラスを増やす)」の両方が揃ってはじめて業績につながる、どちらかが不足していたら不十分だと、注意を促します。どちらにもアプローチできるよう、日常の関係性や信頼のあり方に工夫が必要だと話し、その後、それぞれがエンゲージメントの可視化への取り組み状況を洗い出し、共有するディスカッションに移りました。
グループ発表では、「対話の量を増やしている」「面談や情報共有の流れを整備している」といった、仕組みへのアプローチに手応えを感じている一方、「本音の吸い上げが難しい」「アンケートを施策に活かし切れていない」「どう可視化すれば良いかわからない」といった、情報を集めた後の整理・活用に対する悩みが多く挙げられました。
データは「点」ではなく「変化」で見る
これを踏まえた上で、サイバーエージェントがデータを見る上で注目しているポイントや、データの活かし方について紹介されました。
サイバーエージェントが毎月実施する社員のコンディションやエンゲージメントなどを把握するアンケート「GEPPO」
「大事なのは、点ではなく変化です。ずっと晴れだった人が曇りになったとき、何かが起きている。その『急変』した社員に声をかける。それだけで、信頼は変わる」その言葉に続けて、「ただし、アンケートを取るだけでは意味がない」と強調します。
「打てば響くことをやらないと効果はない。最悪の場合、エンゲージメント調査がエンゲージメントを下げることもある。」この曽山氏の言葉に、参加者が大きく頷く様子もありました。
「アンケートを集めても施策に活かせていない」「可視化の方法がわからない」。ディスカッションで挙がったこれらの声は、多くの企業が抱える共通の壁でもあります。こうした課題に対して、従業員情報やアンケート結果、異動履歴などを一つの画面で紐づけて確認できるタレントマネジメントツールを使うと、「誰の声か」「その人が今どんな状況か」をセットで把握しやすくなり、"打てば響く"アクションにつなげやすくなります。
強い組織の3条件
セッション終盤では、曽山氏が「強い組織に共通する3つのこと」を示しました。
① 軸の明文化:ビジョン・ミッションが浸透しているか
② 横のつながり:関係性の質が高いか
③ 個人への光:褒める・認める仕組みがあるか
このポイントについて、「ビジョンを額に飾っても意味はない。日常の中で一貫して使われているかどうかが全てです。そして褒めることは、もっと大げさにやっていい」と話します。自分たちの会社ではこうしたアクションが取れているのか、参加者が現状と照らし合わせながら聞き入る場面が続きます。
セッション最後の「ワンアクション宣言」
最後に、曽山氏から「今日学んだことを、全部やろうとしなくていい。明日、一つだけ試してみてください。それがワンアクションです」と、次の一歩を後押しするメッセージが送られ、セミナーは締めくくられました。参加者はそれぞれ手元のメモに「明日やること」を一つ書き留め、小さいながらも確かな前進を感じつつ、会場を後にしました。
続く懇親会では、簡単な軽食を交えながら、人事の悩みや日々の取り組みを共有。なかなか出会えない業種・規模を越えた交流に、閉会ギリギリまで会話が弾んでいました。今日の日が、参加者の皆さんにとって「明日、何かひとつ変えてみよう」と思えるような1日となっていると嬉しいです。
次回開催について
今回の開催はカオナビにとって初の試みでしたが、参加者の熱量と反響を受け、今後も各地での展開を検討しています。なお、福岡では引き続き以下のセミナーを開催予定です。
1、イジゲングループ×カオナビ共催セミナー
「組織防衛の鉄則〜『一身上の都合』で現場の要を失わないための、納得感を生む『評価制度×IT活用』戦略〜」
- 日時
- 2026年6月26日(金)15:00〜18:00
- 会場
- 博多駅前会場
- 参加費
- 無料
詳細・申し込みはこちら
2、タナベコンサルティング×カオナビ共催セミナー
「福岡から次の成長を創る。中堅企業のための『次世代経営人材』育成セミナー~AI活用で加速する、激変期を生き抜くトップタレントのマネジメント~」
- 日時
- 2026年7月7日(火)15:00〜18:00
- 会場
- 福岡・大名カンファレンス
- 参加費
- 無料
詳細・申し込みはこちら
今後の開催情報は、カオナビのセミナー・イベントページにてご案内します。「近くで開催されていたら参加したい。」そう感じてくださった方は、ぜひ次回のご参加をお待ちしています。
▶ カオナビのセミナー・イベント一覧: https://www.kaonavi.jp/seminar/
株式会社カオナビについて
当社は、タレントマネジメントシステムのリーディングカンパニーとして、「“はたらく”にテクノロジーを実装し、個の力から社会の仕様を変える」というパーパスを掲げています。その実現に向けて策定したビジョン「Talent intelligence™」のもと、データとAIの力で人的資本(Talent)に知性(intelligence)をもたらし、タレントマネジメントを次のステージへと進化させます。そして、「個」の力を最大限に引き出すプラットフォーマーとして、組織、そして社会を革新し続けます。
- 所在地
- 東京都渋谷区渋谷2丁目 24-12 渋谷スクランブルスクエア 38F
- 設立
- 2008年5月27日
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 佐藤 寛之
- 事業内容
- タレントマネジメントシステム「カオナビ」、予実管理システム「ヨジツティクス」の開発・販売・サポート


