株主・投資家の皆さまには、日頃より当社の活動にご理解とご支援をいただき、誠にありがとうございます。
この機会をお借りして皆さまへの感謝を申し上げますとともに、改めて創業の経緯から現在の事業環境、そして当社が目指す姿についてお話させていただきます。

私は大学院修了後にITコンサルティング企業に入社し、ITエンジニアとして業務基盤の改善や大規模データベースシステムの開発に従事しました。その後、ITベンチャー企業に移り、人事部門の責任者として様々な人事課題に取り組みました。その中で、企業にとって重要な経営資源である人材を効果的に活用するシステムが存在しないことに大きな違和感を覚え、起業を決意しました。

こうして、企業や組織の人材情報をクラウド上で一元管理・可視化し、人材活用のプラットフォームとなるタレントマネジメントシステム『カオナビ』を、2012年にリリースしました。

『カオナビ』を導入することで、人材データベースに蓄積された人材情報を活用し、従業員の最適配置や人材育成等を通じた生産性の向上を実現することができます。また、パルスサーベイなど様々な機能を活用することで、従業員エンゲージメントの向上を図ることもできます。

労働力人口の減少が進む日本では生産性の向上が急務です。また、多様な働き方が拡大する社会においては、個性や才能、経験など一人ひとりが持っている「個の力」を正しく把握し、活用する必要があり、その基礎となる人材データベースの重要性はより一層高まっていきます。

このような社会的背景により、タレントマネジメントシステムの市場規模は年々拡大しておりますが、労務管理システム等に比べるとまだ緒に就いたばかりで、普及率は高くありません。
逆に言えば、当社にとって非常に大きな事業機会が広がっています。

当社はSaaS(サブスクリプション)型のビジネスモデルです。今後も積極的かつ規律ある先行投資を通じてストック収益を積み上げることで、継続的かつ安定的な収益を実現し、持続的な成長を目指してまいります。

さらに、人材データベースをレバレッジすることで、タレントマネジメントだけでなく、人事・人材に関わる様々な事業において新しい付加価値を提供する会社へ成長していきたいと考えております。

株主・投資家の皆さまにおかれましては、なお一層のご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

株式会社カオナビ
代表取締役社長CEO
柳橋 仁機