キッズインターンシップ第2弾! 今年は今治のさまざまな産業の現場を体験しました! Day1
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※掲載内容はすべて「キッズインターンシップ」当日時点の情報です。
今治.夢スポーツでサッカーの舞台裏や想いを知る
当日の集合場所は今治駅前。今治側、カオナビ側の家族が集まり、あいさつもそこそこに、最初のインターン先、今治.夢スポーツが運営するアシックス里山スタジアムへ。なんとお迎えは、サッカーチームFC今治のエンブレムが刻まれたバス! 期待が高まる演出でした。
クラブハウスに集合後、まずは参加するお子さんたちの自己紹介。ちょっと照れくさそうなお子さんもいましたが、みなさん元気にあいさつができました。
ちなみに、今年もオリジナルグッズを作成して配布。リーフレットやオリジナルノートは昨年同様に、今年からは帽子やナップサックなどの身に着けられるグッズを追加して、気分を盛り上げていきます。
最初に、今治.夢スポーツの執行役員である青木さんから、FC今治についてお話をいただきました。JリーグのクラブはすべてFC“今治”のように地名がついており、地域の人たちと一緒に街を盛り上げたいという意識が強いとのこと。「FC今治があってよかった、と子どもたちに誇りを感じてもらいたいと思って仕事をしている」とのお話に、真剣に耳を傾けるお子さんの姿が印象的でした。
その後は、スタジアムツアーへ。その昔、今治の地で活躍していた村上海賊にちなみ、海賊船をコンセプトにつくられたというアシックス里山スタジアム。ところどころに海のモチーフが散りばめられている点が特徴だとか。
ピッチはもちろん、ロッカールームやVIPルームなど、普段は立ち入ることができないエリアを見て回ります。特にお子さんたちが興味をひかれていたのが、4Fにある記者席エリア。高い位置から見えるスタジアムの全景に驚いたような表情のお子さんも。
最後に、選手が着るユニフォームをハンガーにかける仕事と、練習着をたたむ仕事を体験。選手の大きなユニフォームを扱うのに苦労するお子さんもいましたが、お父さんお母さんの力を借りながら無事完了!
終了後は、仕事をレクチャーしてくれた今治.夢スポーツの篠原さんへの質問タイム。身体を動かして緊張がほぐれたのか、いろいろな質問がお子さんたちからもあげられ、より仕事への理解が深まったところで、今治.夢スポーツでのプログラムは終了しました。
今治の海の恵みを全身で感じた宮窪漁協
つづいて午後は、今治の漁業組合である宮窪漁協(正式名称:愛媛県漁業協同組合宮窪支所)へ。ここからは宮窪漁協で働く漁師のお子さんも参加。みんな元気いっぱいで、キッズインターンシップにさらなる活気が加わりました。
最初に、宮窪漁協で運営委員長を務める關(せき)さんと、FC今治のコミュニケーションディレクターであり、宮窪漁協のブランディングをサポートしている二宮さんから、漁協でのお仕事紹介がありました。宮窪漁協が隣接する来島海峡は激しい潮流で有名で、そこで育った真鯛は身が引き締まってとてもおいしいとのこと。一方で、近年の環境変化で水産物の漁獲量は減少の一途をたどっており、海の環境保全活動にも注力していることなど、リアルな事情をお話しいただきました。
その後、なんと潜水漁をその場で見せていただけることに。漁の様子を緊張した面持ちで見つめるお子さんたち。しばらくして浮かんできた漁師さんの銛には、なんと新鮮なタコが! これにはお子さんだけでなく大人も大喜び。しばらくは、一緒に獲れたサザエや瀬戸貝との撮影でにぎわいました。
続いてのプログラムでは、船に乗って来島海峡の急流を体感しました。ここでは、キッズインターンシップの参加者でありながら、学芸員として村上海賊に詳しい田中謙さんによる、特別解説付きのツアーを実施。潮流が激しい理由や、昔活躍していた村上海賊の解説、現地の海にまつわる伝説など盛りだくさんの内容。想像以上のスピードで走る船に乗り、全身で海風を浴びる子どもたちの笑い声が響くツアーとなりました。
ツアー終了後は、村上海賊の時代に使われていた船を実際に漕ぐことに。巨大な櫓(かい)と呼ばれる道具で漕ぐのですが、これがなかなか難しい! 水で重みを増した櫓を動かすだけでも大変なことに加え、船に乗る全員が息を合わせなければいけません。これにはお子さんはもちろん、保護者の皆さんもへとへとの様子でした。
宮窪漁協での体験を経て、海の幸をおいしく食べられることが当たり前ではないと実感したお子さんたち。当日は暑かったこともあり、皆さんお疲れでしたが、無事1日目が終了しました。
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