【カオナビ社労士コミュニティ】社労士×プロドラマーの山中綾華先生が語る「社労士の魅力と可能性」

　株式会社カオナビ（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長CEO：佐藤 寛之、以下：当社）は、「第4回 カオナビ社労士コミュニティ」をカオナビ本社にて開催しました。
　第1～2回ではクローズドイベントとして好評いただいていた「カオナビ社労士コミュニティ」（以下：本コミュニティ）を、前回の第3回よりオープンなイベントとして開催しています。

＜本コミュニティが目指す姿＞

• 社労士同士がつながり、互いに支え合えるコミュニティ
• 労務管理にとどまらず、タレントマネジメントの領域にも活躍の場を広げる社労士の増加
• 社労士が「経営のパートナー」として社会から認知される未来

　今回は、社労士 兼 ドラマーとして活躍する山中綾華先生にご登壇いただき、「社労士の魅力と可能性を社会に広める」をテーマに、キャリアチェンジを通して得た新たな仕事観と、社労士業務の魅力をお話いただきました。

登壇者

　社労士兼プロドラマー
　山中 綾華　先生（写真左）

ファシリテーター

　汐留社会保険労務士法人
　新井 将司　先生（写真右）

　山中先生は令和5年に社労士試験に合格し、令和7年10月に登録されたばかりです。登録後、初めてこのような場で登壇する貴重な機会となりました。ファシリテーターは、汐留社会保険労務士法人を経営し、カオナビキャンパスのアンバサダーでもある新井先生が務めました。新井先生は本コミュニティを発足し、初回より社労士の魅力を発信しています。
　山中先生は元々バンドで音楽活動をしていましたが、脱退後に社労士を目指すことを決意。資格を取得して新たな仕事につなげられないかと考え、異業種からでもチャレンジできる点が決め手となり、社労士の道を選びました。

「労働環境を少しずつでも変えられる」やりがい

　調べていくうちに、縁の下の力持ちとして人と人をつなぎ、会社と従業員双方のために尽力する専門家である社労士の存在に衝撃を受けました。音楽業界での経験を通じて労働環境に課題意識を持っていた山中先生にとって、社労士は会社も従業員もウィンウィンで働きやすい環境を作れる存在として映りました。
　現在、山中先生は社労士事務所に勤務して、給与計算、各種申請の補助など幅広く担当。給与計算は労働時間、休憩、残業の確認など非常に複雑で、会社によって運用が全く異なるという実態を学びました。当初、社労士の仕事は法律から外れたグレーな部分を是正するイメージを持っていました。しかし実務を経験する中で、ルールを守ることはもちろん、どう人に伝え、どう人に動いてもらうかが重要だと気づきました。理想と現実は違うものの、労働環境が少しずつ変わっていく様子を実感できることに、大きなやりがいを感じています。

　社労士は、やりがいを重視して専門性を深める働き方（ライフワーク）と、生活の安定を目的として幅広い業務を受ける働き方（ライスワーク）のどちらの側面も持ち合わせている職業です。そのため、自身の志向やライフステージに合せて働き方を柔軟に選べる点が大きな魅力です。また、働く上で必要な法律や制度が多くの従業員に十分に知られていないという課題もあります。企業向けの支援にとどまらず、より広い層に情報を届けていく必要があることから、一般の方に向けた発信の窓口を広げることの重要性についても触れられていました。

社労士が「人や働くを支援する中心」になる未来へ

　山中先生は今後、音楽活動で培った発信力を活かし、社労士という職業の認知度向上に取り組んでいきます。広報活動を通じて社労士の魅力を社会に届けながら、自身のキャリアも積み上げていく計画です。
　本コミュニティは、このような多様なバックグラウンドを持つ社労士が集まり、互いに学び合い、成長できる場として機能していきます。今後は登壇セミナーの開催、タレントマネジメントに関する情報提供、会員の業務支援など、活動内容を拡充していく予定です。
　今後も当社は、「個」の力を最大限に引き出すプラットフォーマーとして、社労士の方々が気軽に集まれる場を提供し続け、本コミュニティのさらなる発展をサポートしていきます。

「カオナビ社労士コミュニティ」とは

　「カオナビ社労士コミュニティ」とは、社労士の皆様が気軽に集まって交流できる場を提供したいとの思いから、「カオナビ」ユーザーであり社労士である新井将司先生、國田昌弘先生により発足されたコミュニティです。社労士の方々が普段できない情報交換や、つながりを広げていただくことを目指しています。