株式の非公開化に伴うご挨拶

2025.06.11

お知らせ

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平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

株式会社カオナビ(以下、当社)は、米国投資会社のカーライル・グループ(以下、カーライル)による資本参加を受け、2025年6月11日をもって東証グロース市場における株式を非公開化し、新たなスタートを切ることを選びました。

2019年の上場以来、株主・投資家の皆様をはじめ、多くのステークホルダーの方々には格別のご支援を賜り、心より感謝を申し上げます。

当社は、「“はたらく”にテクノロジーを実装し、個の力から社会の仕様を変える」というパーパスのもと、テクノロジーによって一人ひとりの個性や才能を理解することで、個人のキャリア形成や働き方が多様化される社会の実現を目指しています。その実現に向け、「人材情報を一元化したデータプラットフォームを築く」というビジョンを掲げ、タレントマネジメントシステム「カオナビ」を提供してきました。

近年、労働人口の減少、雇用の流動化で、労働生産性を向上させるタレントマネジメントのニーズは一段と高まっており、HRテック市場は今後も拡大が見込まれます。さらに、働き方の多様化や人的資本経営の広がりに伴い、人事部門の多様なニーズに対応するサービス展開が求められています。このような変化を成長の機会と捉え、主力事業であるタレントマネジメントシステムの継続的な開発投資と並行して、人材データベースを中心とした複数のプロダクトを市場に展開し、さらなる価値創出に取り組んでおります。

こうした成長戦略を着実に遂行するためには、短期的な収益性確保にとらわれず、中長期的な視点を持ち、スピーディな投資判断や戦略転換を可能にする、柔軟な経営体制の構築が必要となります。そのため、世界的な支援実績を持つカーライルの潤沢な人的・資本的リソースやグローバル・ネットワークを最大限に活用することで、中長期的な企業価値の向上を図って行く所存です。

これからも、タレントマネジメントのリーディングカンパニーとして、人と組織の可能性を最大化するサービスを提供し続けるとともに、誰もが自分らしく活躍できる社会の実現を目指してまいります。

ユーザーやパートナーの皆様をはじめ、社員を含む全てのステークホルダーの方々には、今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 
 

株式会社カオナビ
代表取締役社長 Co-CEO
佐藤 寛之